社会福祉法人 浜松市社会福祉協議会 浜松市学習支援事業

お知らせ

いつでも「ドコデモこども食堂」 浜松で10月から取り組みについて

中日新聞で、浜松市で10月から始まる困窮する子どもや家庭にいつでも無料で食事を提供する「ドコデモこども食堂」が紹介されました。

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以下、中日新聞ホームページより

いつでも「ドコデモこども食堂」 浜松で10月から取り組み

2023年9月18日 05時08分 (9月18日 05時08分更新)

困窮する子どもや家庭にいつでも無料で食事を提供する「ドコデモこども食堂」が、10月から浜松市でも始まる。食事を通じ、地域の支援団体や飲食店が継続的に貧困家庭とつながる仕組みだ。県内初の試みに挑む元浜松市里親会会長の奥名(おくみょう)博美さん(53)=中区=は「地域のために何かしたいと願う飲食店を巻き込むことができる。孤立する家庭を地域で見守りたい」と話す。 (高島碧)

「おいしいと感じる瞬間は誰もが幸せ」と話す奥名博美さん=浜松市中区で

「おいしいと感じる瞬間は誰もが幸せ」と話す奥名博美さん=浜松市中区で

 

ドコデモこども食堂は、一般社団法人「明日へのチカラ」(大阪市)が2月に始めた。寄付金を元に、1世帯当たり月3千円の電子チケットを渡し、登録する地元の飲食店で好きな時に食事ができる。

チケットは、地元の子育て支援団体がスマートフォンの専用アプリを通して配る。地域の支援団体と飲食店が親子とつながり、継続的な支援を目指す。寄付金で支払うため、飲食店の負担がないことも特徴だ。

奥名さんは、里親として短期を含め30人以上の里子を預かった。子ども食堂も手伝いながら家庭と地域をつなげる仕組みを考えていた時、ドコデモこども食堂の情報を得た。7月に子育て支援団体「BFC」を設立。社会福祉士や保育士の4人がチケット配布の事務局を担う。知人のつながりで、自営業のラーメン店やハンバーガー店など計14店の協力を得た。

しかし、電子チケットの配布は月当たり20組と制約があるほか、支援団体側が配布相手を決めるという難しさがある。当初、市内の子ども食堂を通じて配布相手を募ったが「20組だけというのは難しい」と断られた。また、チケットの利用には個人情報の登録が必要で、声をかけた知人のひとり親家庭には「住所は教えたくない」と言われた。

奥名さんは「貧困家庭に限らず、近くに頼れる人がいない親子も参加してほしい。(チケットが)ほしい人や協力してくれる団体があれば連絡してほしい」と呼びかけている。問い合わせは、BFC=hibiki19980414@gmail.com=へ。

岩朝しのぶさん

 

岩朝しのぶさん

昨年11月にウェブで寄付を募ると、3週間で3600万円が集まった。「ドコデモ」の強みは、地域に根ざす飲食店を応援でき、子ども食堂に抵抗を覚える親子の参加も促せる。「貧しい子は『自分で選ぶ』という経験が少ない。商品を選ぶ喜びが得られ、見た目も他の利用者と変わらない。みんなの自尊心を大切にできる」と語る。利用者が多いのがケーキ店といい、「初めて子どもの誕生日にホールケーキを買った」との声が届いた。協力する飲食店からも「地域に役立っている実感が持てた」と反響があったという。三つの自治体から「アプリを借りて独自に運用したい」との要望もあり、対応に向けて準備中だ。「困っている人を助けるために柔軟に対応している。子どもは地域の大人の力で支えるべきだ」と語った。